呪いの財宝
ここは、周囲を見渡せるほどの高さがあるホテルで、夜になると綺麗なネオンが輝き、街並みは賑やかを増しているのが見えてわかるのだった。そんなホテルの一室には、二人の男女が泊まっていたのである。
「ところで、あれの在処は掴んだのか?」
「ええ……おおよその在処は掴んだわ。あなたの前のテーブルの上に調査してまとめたことを書いた手帳を置いているわ。私、今シャワーを浴びていて、動けないから、自分で見てちょうだい……」
男性に問われた女性は、すりガラス越しのバスルームからシャワーを浴びていた。彼女の名前は、カレン。バイクや車に乗って、さまざまな場所に向かっては、人々に聞き込みを行ったりや歴史などの書物がある図書館、そして、時には自らの身体を武器に使って、情報を手に入れたりと情報収集能力に長けている女性で、裏社会の人間たちからは、魔女や魔性の女などと噂になるほどだった。そんな彼女は、今日も情報収集のために動いてかいた汗を流すために、バスルームで長い茶髪をシャワーで靡かせながら会話をしていた。
そして、ソファーに座りながら、彼女の手帳を手に取り、中を見ている男性の名前は、アランという。彼は、とある財宝を手に入れるために、情報収取能力に長けていると噂されていたカレンに目をつけて、彼女に接触したのである。アランは目当ての財宝以外には興味がなかったことを知ると、彼女が興味を持った財宝を手にしても構わないという条件の元、二人は手を組んでいたのである。
「噂通り、君の能力は素晴らしいものだよ。調査したことを事細かく、そして誰が見てもわかるように詳しく書かれているのだからね」
「フフ……褒めすぎよ。こんなこと、私にとっては容易いことよ」
アランがカレンの手帳を見て、褒めながら、バスルームの方を見ると、頭を拭きながらバスローブ姿でカレンがバスルームからあがってきていた。
「ねえ……アラン、本当にあれを手に入れるつもりなの?やめておかないかしら?」
カレンは、頭を拭き終えると、アランの隣に座り、身を寄せていた。
「カレン、どういう意味だ?今頃になって俺を裏切るつもりか?」
アランは、カレンの発言に嫌悪感が出たのか、顎をくいっと持ち上げながら、怒りを露わにしていた。
「違うそうじゃないわ。ただ、あなたが求めている財宝について、古代の書物などを調べてみて分かったけど、万が一の場合、あなた自身の身を滅ぼすかもしれないことがわかったのよ……」
カレンは、アランが手に入れようとしている財宝について書かれている書物たちを読んでいる間に、恐怖感に襲われていたのである。
「それほど、危険な物なら余計に手に入れたくなったな。だが、お前はそんなに怖いなら、俺たちの協力関係はここで終わりだ。俺の邪魔をする可能性があるお前は殺すしかない」
「良いのかしら?私のこんなところで殺してしまっても?あなた、一人で財宝を手に入れられるかしら?」
「フン……お前のこの手帳に詳しく書かれているじゃないか?森の奥にある二つに分かれた河、その先にある三本の木の間に見える滝の裏側に財宝へと続く洞窟の入り口ありと……ここまで、詳しく書かれているんだから、ここでお前を殺してどこかで遺体を始末しても、誰も分からないさ……」
アランは、カレンの様子から自分に協力する気がないと分かると、カレンを押し倒して近くにあった果物ナイフを手に取り、喉元に突きつけていた。
「そう……あなたの野心は底知れないぐらい深いのね。分かったわ……あなたの目当ての財宝を手に入れるところを見届けるまで協力すると誓うわ。だから、その喉元の果物ナイフをどけてちょうだい……」
カレンは、果物ナイフを喉元に突きつけられながらもアランの眼には、財宝を手に入れたいという強い意志と野心を感じて、財宝を手に入れた後、彼がどうなってしまうのか観てみたいと惹かれてしまっていたのだとアランの首の後ろに腕を回していた。
「分かれば良いんだ。おかげでカレンとの協力関係がなくならずに済んで嬉しいよ。お前を殺してしまうのはもったいないからな……だが、殺しはしないが、気分を害した罰は身体で支払ってもらうがな……」
アランは、カレンの喉から果物ナイフを離すと、彼女を抱え上げ、ベッドへと運んでいく。
「この後の予定はないんだろ?」
「ええ……今日はもう外出する予定はないわ」
「なら、気分を害したのは、カレン。お前なんだから、お前の身体を抱いて、憂さ晴らしをさせてもらうぞ……」
アランは、ベッドの上まで運んだバスローブ姿のカレンに覆い被さると憂さ晴らしのために彼女の身体を抱き始めていくのだった。
貪り紡ぐ、そんなセックスは不要だ。
2人を繋ぐのは、奪い与え合う粋な交尾。
「ん、やぁ…」
まず蕩けた声を出すのは、やはり雌。
愛液を根こそぎ啜り、黒く苔むした恥部に、深く舌を突き立て侵入する。
「はぁん、そこだめぇ…」
ぴちゃぴちゃと、粘膜を侵す音だけが聞こえた。
「じゃ、やめようか」
地声とも裏声でもない、悪戯な好奇心を隠した清い声だ。
そんな雄の嗜虐心を、雌が煽るばかりでは、一向に抗える訳もない。
「…嘘、いっぱいして」
雄は表情筋が緩むと、顔を恥部に近付け、その舌を挿入した。
すると空いた両手で雌の乳房を掴み、あたかも餅菓子のように器用に揉んだ。
「はぁ…もっと、もっと強くして…!」
雌は昂ったエクスタシーの為、両手で雄の後頭部を押し、更なる性的衝動を求めた。
やがて雄の性器は怒号をあげ、ミケランジェロの彫刻を想起させる程、深く長く大きく、そして勃起した。
ヴァギナの入り口と、その奥8センチは既に蹂躙され、既に食傷気味の美食家だと、雄は鑑識する。
普段の昼行灯なネオン街にはない、風に乗ってやってくる色香と、室内に立ち込める両性のフェロモンが、雄の頬も紅潮させた。