新人破壊工作員の初任務4

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完結済
3000文字以下 10人リレー
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  • 暴力描写有り
  • 性的描写有り
  • 残酷描写有り
  • 二次創作
  • アニメ・ゲームのキャラ出すのあり
  • 自由に続きを書いて
1人目

前回の話・・・

特殊部隊『シルバークロウ』の新人破壊工作員のアキラは、特殊部隊『ケルベロス』のファウンドに捕まってしまったエリザを助けるために、ファウンドから受け取ったパスキーを手にして、研究施設の調査及び破壊という初単独任務に加えて、連れ去られたエリザを救出するために、研究施設へと向かう。

研究施設へと侵入に成功したアキラだったが、ある部屋の扉を開けるとボロボロな姿で倒れているエリザとその周りに六体のモンスターの姿が目に入る。モンスターを倒すか戸惑っていると、モンスターの一体に亀頭を挿入されてしまい、悶えてしまう。

アキラは、エリザ救出のためにモンスターに発砲してしまう。モンスターに気づかれてしまうが、その隙を狙ってエリザは隠し持っていた拳銃で、モンスターを倒そうとするが、気づかれてしまい、気を失ってしまう。

アキラは、怒りでモンスターを残り一体まで倒していくが、あともう少しというところで、背後から特殊部隊『ケルベロス』のファウンドに邪魔をされ、ライフルを奪われてしまう。それだけでなく、アキラとの男同士の戦いのために、エリザへと向かうためのシャッターを下ろされてしまう。

戦いに集中できないアキラをとことん追い詰めていくファウンドだったが、油断をしてしまいアキラに倒されてしまう。やっとの思いでファウンドから手に入れたシャッターのリモコンでシャッターを上げるとそこには、先程まで倒したはずだったモンスター達が復活していたのだった。獣人モンスター達は性欲に突き動かされ、モンスターに犯されているエリザに近づいていた。

アキラは、不安と恐怖に襲われ、動けずにいたが、エリザの一言と反撃する姿を見て、力をもらい立ち上がって、モンスターを倒していく。アキラとエリザはお互いに距離を詰めつつあったが、疲労のせいか、意識がはっきりしなかったせいで、拳銃が使い物にならなくなっていたことに気付くのが遅れ、再びモンスターに倒されてしまい、そのままバックから女性にとっては聖域でもある子宮口の辺りまで一気に亀頭を挿入されてしまう。一瞬のその光景に理解が追いつかなかったアキラは、モンスターに薙ぎ払われてしまう。

顔を見上げると、そこには白衣を着た堅いのいい男が立っていた。男の正体は、この研究施設でモンスターを誕生させている組織のボスで自らの身体も改造していたのである。ジェイムズは、自らを裏切ったエリザの哀れもない姿を見て、楽しんでいた。ファウンドは、エリザへ罰を与えるために、エリザを犯しているモンスターに子宮の中に精液を出させていた。アキラは、立ち上がろうとするが、モンスターに地面に叩きつけられ、握り締められていた。アキラは、なす術もなく気絶させられてしまう。アキラを始末するようにジェイムズは指示を出すと、エリザは涙を流しながら、ジェイムズにアキラを始末しないように頼み込んでいた。

その姿を見て、何かを思いついたジェイムズは、エリザに頼みを聞く条件に、自分に抗わずに、素直に何でも言うことを聞くことを条件に出す。条件を受け入れたエリザは、涙を流しながら、誓いを宣言していた。ジェイムズは、エリザへの支配欲と幸福感を味わうとエリザと繋がっているモンスターに部屋へ戻って、エリザをとことん犯すように指示を出すと、アキラの通信機器を破壊したしてから、アキラを握りしめていたモンスターには、アキラとアキラに倒されて気を失っているファウンドを牢に運ぶように指示を出した。インカムで施設内の職員に今後の指示を出すと、自室へと戻っていく。

アキラとファウンドが牢に入れられ、エリザは獣人モンスターに犯されてから数日が経過していた。アキラとファウンドには、気絶している間に牢にてモンスターへの改造をするための準備として、メディカルチェックなど入念に行なわれていた。一方、エリザの方は、獣人モンスターがエリザを離そうとはせず、いまだに繋がったままであり、何度も何度も中出しされてしまっていた。

ジェイムズは、邪魔をする者が居なくなったからか、安心しており、自分の言いなりになったエリザが本当に素直に言いなりになっているか状況を確認するため、獣人モンスターの部屋の隣の研究員達がいる部屋から強化ガラス越しに姿を見に来ていた。

「エリザの様子はどうだろうか?」

2人目

「お疲れ様です。ボス!!」

研究員達は、ジェイムズが来たのが分かると、一斉に挨拶していた。

「ご覧の通りです。ボスとの約束通り、全く抵抗する意思を見せておらず、獣人モンスターに身を委ねております。ただ、時折りあの侵入者の名前を呼んでました……」

「そうか、まだアキラのことを忘れられずにいるのか、それにしても、まさか私との約束通り素直に従順になっているとは、最初からそうしていれば、私の女として、一生側に置いてあげていたのに……」

ジェイムズは、エリザを自分の女に出来なくなったことを残念がっていた。

「おや?そういえば、多少エリザのお腹に膨らみが見えているが、孕んでいるのか?」

ジェイムズは、エリザのお腹に膨らみが見えていたので、研究員に質問していた。

「いえ、まだ妊娠をしている様子はありません。恐らくですが、お腹の中に精液が蓄え続けられているからかと……」

「どういうことだ?」

「エリザと繋がっているあいつ、最初に彼女の子宮の中に出してから、既に四日経ってますが、彼女のことを気に入っているのか、今も繋がったままで、既に10回以上中に出しております」

「そんなに、エリザの中に出しているのか……」

「はい。ですので、懸念していることがあります」

「どんな懸念だ?」

ジェイムズは、エリザの体調管理をしている研究員が懸念していることがあると知ると質問していた。

「実は、エリザを休ませることなく、犯し続けているんです。彼女が休もうとしても、あいつがピストンを続けるせいで、休めておらず、体力的にも限界に近くなっているんではないかとこのまま続けば、命の危険もあります」

「それはまずいな……彼女には、死んでもらっては困るからな。もしもの時は、睡眠剤を使ってでも、止めるしかないな」

ジェイムズは、研究員に万が一の時のために、睡眠剤の用意をしておくように指示を出していた。

「私は、これからアキラと役立たずのファウンドの牢の様子を確認しに行くから、彼女のことは頼んだぞ。滅多にない上物の彼女を簡単に失うわけにはいかないからな……」

「了解いたしました」

ジェイムズは、アキラとファウンドがいる牢の様子を確認するために、部屋を出て行った。

3人目

ジェイムズの姿はエリザの方からも見えていた。

「はあ……はあ……んくっ……んん……ジェイムズ、来ていたのね。私に声をかけなかったところを見ると、彼にとっては、もうただのモルモットでしかないのね……」

エリザは、ジェイムズが数日ぶりに顔を見せに来たので、何か言われるのかと思っていたが、何も言われず、少し残念がっていた。

「はあ……はあ……あん……んん……そういえば、今日で獣人モンスターに犯されてから、何日経過しているのかしら。何度も何度も中出しされ続けているから、わからなくなっちゃっているわ。あれから、アキラは、無事かしら?約束守ってくれているのなら、無事なはずよね。お願い無事で居て……そして、私のことなんか忘れて生き抜くことだけ考えて……」

エリザは、獣人モンスターに犯され続けていても、何度も何度も中出しをされても、自我を保てられている間は、アキラの無事を願っていた。エリザは、自らの油断からアキラを危険に晒してしまい、アキラを支援するはずが、逆に足手纏いになってしまったことを後悔していたのである。

「はあ……はあ……んくぅ……あんっ……ねえ、私の子宮の中にたくさん出すことが嬉しいかしら?」

「グフィ……」

獣人モンスターは、エリザの問いに対して、答えかのように、笑みを浮かべていた。

「そう……なのね。なら、もっとあなたの高濃度の精液で私を孕ませて……そして、アキラのことを忘れさせてちょうだい……」

「グゥゥォォオオオオ……………」

エリザは、自らの油断から招いてしまった運命を受け入れてたのか、獣人モンスターの精液を望むことにした。それに答えるかのように獣人モンスターもエリザの身体の中に今までで一番高濃度の精液を大量に出していた。しかし、彼女はまだこの時は、知らなかった。目を覚ましたアキラがまだエリザのことを諦めておらず、救出に動こうとしていたことを・・・

4人目

時は、ジェイムズがエリザがいる獣人モンスターの部屋に向かっていた頃に遡る。

アキラとファウンドは、共に研究施設の地下にある牢に入れられしまっていた。

「ううっ……ここは!?どうして、ファウンドがここに!?」

「はあ……やれやれ、ようやく目が覚めたか」

「ようやく!?まさか、何日か経過しているのか!?」

「お前が研究施設に侵入してから、もう四日は経過しているはずだからな……」

アキラよりも先に目を覚ましていたファウンドは、アキラがなかなか目覚めなかったので、ようやく目覚めたため、ため息をついていた。

「俺がここにいるのは、お前に負けてしまったから、ジェイムズにとっては用済み。俺もお前もこれからあの獣人モンスターに改造される奴らを収監しておく地下牢さ」

「そういえば、俺が侵入してから、四日経過しているってことは、エリザさんはどうなったんだ!?」

アキラは、気を失う前の光景を覚えており、エリザの身の心配をしていた。

「あの女なら、きっともう獣人モンスターに何度も犯されて、子宮の中にも何度も出されているだろう。だから、きっともう今頃は、助けに行こうとしても、手遅れだ」

「手遅れって!?まさか……殺されて……」

「いや、それはないだろう。ジェイムズのことだ。獣人モンスターの兵士を産み出すための母胎として、エリザを生かしているはずだ。死んではいなくても、今頃は獣人モンスターとの子供を孕まされていてもおかしくない」

ファウンドは、アキラに現実を受け入れさせるためにも、包み隠すさず話していた。

「そ、そんな……エリザさんが獣人モンスターの兵士を……」

「だから、この状況から抜け出せても、彼女を助けることは難しいだろうな……」

「でも、まだわからないじゃないか?俺は、自分の目で見るまでは、信じないぞ」

「そうかい。それなら……」

アキラは、ファウンドの発言を信じられず、否定しようとしていた。その姿を見たファウンドは、アキラにとある提案を出してきた。

「アキラ、お前、俺と手を組まないか?この牢から脱出して、エリザを助けに行き、研究施設を破壊するんだ。二度と兵士を産み出さないように……」

「お前、何を言っているんだ!?そもそも……」

ファウンドの提案に驚きを隠せないでいた。それもそのはず、ファウンドは、ジェイムズ側の人間だったわけで、彼女を研究施設に連れ去った張本人だったからである。

「それに、俺には、『シルバークロウ』という戻るべき部隊があるんだ!!」

「いや……お前にはもう『シルバークロウ』には、戻ることはできない」

「な、何を言って……」

「お前のことをジェイムズに売ったのは、お前の部隊『シルバークロウ』の司令官だ。お前を獣人モンスターに改造させるためにな……」

アキラは、ファウンドから放たれた一言に受け入れられない衝撃を受けてしまったのである。

5人目

「どういうことだ?」

「お前は今回の任務に全く違和感はなかったのか?お前は新人で今回初任務だ。それにしては、今回の任務、難しく感じなかったのか?」

「それは……上層部はそこまで、困難な任務だとは思っていたからなんじゃ?」

アキラは、ファウンドに言われた通り、初任務にしては、個人的に難易度が高いことは、最初から感じてはいたが、上層部の判断に従わざるを得なかったからである。

「それは、表向きの話だ。まさか、モンスターを生み出している組織に、モンスターに改造されるために行く奴なんているわけないだろ?」

「でも、エリザさんは、協力者として、俺に接触してきたんだぞ」

「よく思い出せ、最初に協力者の話を切り出したのは、どちらだった?」

アキラは、ファウンドに言われた通り、彼女との最初の会話を思い出すために記憶を辿っていた。

「確か……エリザさんからだ。作戦本部からは単独任務と聞いていたので、協力者がいるとは、一言もなかった」

「そうだろうな。作戦本部はそもそも協力者を用意はしていなかったんだからな。エリザは、自らの目的のために、アキラを利用するために近づいたんだ。だから、アキラの協力者であって、作戦本部の協力者ではないということだ」

アキラは、ますます訳が分からず、混乱していた。ファウンドは、混乱している様子を見ながらも話を続けていく。

「エリザの目的は、研究施設で行われている実験内容に関するデータの入手及びその実験体の一人を救出して、抗体を作り出すという任務を命じられたスパイだ。そのために、最初は研究施設の研究員として、潜入していたんだ。エリザは、施設の他の研究員達からも認められるぐらいの仕事の出来だったし、エリザのスタイルの良さに、他の研究員達も魅了されていたよ。そんな、彼女に魅力されたのは、ジェイムズも同じだったがな……そんな、エリザの行動を最初に怪しんだのが、ゲイル博士だ。ゲイル博士は、エリザの動向に注視していて、パソコンから何かを抜き出すのを見て、ジェイムズに進言したが、信じてもらえず、『シルバークロウ』の司令官に密かに連絡をし、実験に嫌気を指したということにして、自らを脱出させる作戦中に、アキラに接触しようとするであろうエリザを始末してもらうよう協力してもらうことにしたんだ」

「だから、俺がゲイル博士に接触したとき、やたらとエリザさんを始末させたがっていたのは、そういうことだったのか……」

アキラは、作戦本部やゲイル博士がしつこくエリザを始末させようとしていた理由に納得していた。

「でも、それなら、廃墟で俺を襲った兵士達は、ゲイル博士が人質にいるのに構わずグレネードを投げてきたぞ」

「あの兵士達は、ゲイル博士を裏切り者だと判断したジェイムズが用意したんだ。アキラがゲイル博士を人質にとっている情報を作戦本部からもらっていたからか、間一髪アキラが避けられるようなタイミングでグレネードを投げたんだからな……流石だよ。お互いに……」

「あれは正直、運が良かったからだ。はっきり言って、避けることで頭が一杯一杯だった」

アキラは、ファウンドに褒められたが、自分自身は避けることで必死だったことを説明していた。

「俺も最初はアキラと初めて会った時に、エリザを人質にとるまでは、半信半疑だったんだぜ」

ファウンドは、過去を思い出していると、笑みを浮かべながら、話していた。

「だけど、ファウンドは、鼠を始末しにきたと言っていたから、お前の発言は可笑しいだろ?」

「あのときは、鼠がアキラだけだという確実な情報がなかったからだ。エリザの仕業か、一時的に電波妨害が起きていたから、情報がこちらに届くことはなかった。鼠がアキラだけだとはっきり確認できた段階で、始末するように見せかける手筈だったが、スパイがエリザだと確認できてしまったから、彼女をジェイムズに引き渡す必要ができた。だから、パスキーだけを渡して、お前を誘導したんだ」

「俺は、自分自身の力でここまで来れていたわけではなかったのか……」

アキラは、協力があったとはいえ、今まで自分の力でやりきってきたことが、全て誘導されていたものだと知り、ショックを受けていた。

「俺は、正直アキラが、研究施設の中まで来れるとは、思っていなかったからな。だから、研究施設の中まで侵入してきた時は驚いたし、興味が出てきた。だから、アキラと一度戦ってみたいという欲に駆られて、戦いを挑んだんだ。だから、正直アキラの不甲斐なさにショックだったが、そこの油断からかアキラに負けたんだけどな……」

「いや、ファウンドの挑発的な言葉がなければ、俺は確実に負けていたよ。全てを諦めかけていたからな……」

「そうかい。それなら戦ってみた意味はあったかな」

「ファウンドは、どうして、俺と手を組むんだ?ジェイムズに見限られたとしても、どんな手を使ってでも、立ち回れるはずだろ?」

「俺は、この牢から脱出して、ジェイムズに一泡吹かせたいのと、俺が負けたせいで、モンスターに改造されてしまった仲間達を俺自身の手で弔ってやりたいんだ……」

「俺のせいで……ファウンドの仲間が……」

「気にするな。俺が負けたのが悪いんだからな……」

「よし!ファウンド、お前と手を組むよ。お互いの目的のために……だけど、エリザさんのことは俺自身の目で確認するまでは、諦めないからな」

「わかったよ。でも、万が一の時、エリザを殺さないといけなくなって、躊躇しようものなら俺は、迷わず殺すからな?」

「万が一の時は、俺の手でエリザさんを弔うよ。ファウンドは、仲間達を弔わないといけないからな……」

「フッ……言うじゃねえか」

アキラとファウンドは、お互いの目的のために、手を組むことを決意するのだった。

6人目

「ところで、どうやって牢から脱出するんだ?」

アキラは、ファウンドと手を組んだのは良いが、牢で拘束されているため、どうやって脱出するのか気になっていた。

「それは……しっ!!誰か来る!!」

ファウンドは、足音が近づいてくるのが聞こえ、黙るように伝える。

「どうやら、まだ元気そうだな?」

「ジェイムズ!?」

「アキラの方は、ようやく目覚めたというところかな……」

ジェイムズは、アキラが目覚めたことを知ると笑みを浮かべていた。

「エ、エリザさんは……無事なのか!?」

「まだ、あの雌犬のことを忘れられないのか……良いだろう。今の彼女の映像を見せてあげるよ……」

ジェイムズは、タブレットを手にすると、エリザがいるモンスターの部屋の映像を映して、アキラに見せていた。

「あの雌犬は、お前がこれからモンスターに改造されるとも知らずに、私との誓いを従順に守っているさ……モンスターの子供はまだ孕んではいないが、時間の問題だろう。もう彼女のことは、忘れて、あの女と共に私のために働く兵士になるといい……フフフフ……アハハハ……」

「ジェイムズ、貴様!!」

アキラは、ジェイムズが笑っているのを見て、怒りを露わにしていた。

「ジェイムズ、俺たちがモンスターに改造されるのは、いつなんだ?」

「ファウンド、どうやら、お前は受け入れているみたいだな」

「ああ……俺も、あいつらと共に居たいからな」

ファウンドは、ジェイムズにいつモンスターに改造されるのか聞き出そうとしていた。ジェイムズは、ファウンドとアキラが手を組んだとは思っていなかったために、全く警戒していない様子だった。

「そうだな……お前たちのメディカルチェックにまだもう少しかかるから、2.3日後ぐらいかな……」

「そうか……わかった」

「流石、特殊部隊としての経験の差は違うな。諦めどころしっかり見極められているじゃないか」

「今日はこの辺りで失礼するよ。しっかり、この二人を見張っておきたまえ。特にエリザを忘れられないアキラの方は、何をしでかすかわからないからな……」

ジェイムズは、立ち上がると近くにいた研究員達に指示を出すと、二人がいる牢の部屋から出て行った。

7人目

「フゥ……何も悟られなかったかな。とりあえずはまだ、エリザが手遅れになってなくてよかったな?」

「ああ……それは良かったけど、エリザさんの身体だけでなく、心も限界に近いんじゃ?」

「あの人形モンスターに犯され続けている内に、エリザの女性として、性がモンスターに犯されることによって、快楽になりつつあるんだろう。このままだと彼女の身体自身がモンスターの子供を孕むことを望んで最悪な結果になるだろうな……」

「それなら、さっさとここから出て彼女を助けに行かないと……どうやって、ここから脱出するつもりなんだ!?」

アキラは、ジェイムズの映像からまだ無事である事を知り、ホッとしていたが、ファウンドの発言に再び、不安と怒りに襲われていた。

「とりあえず、落ち着け。どうやら、俺たちのモンスターに改造される日に猶予があるみたいだ。今夜というか、真夜中に行動に移す。この研究所にいる俺の協力者が今夜の食事に混ぜて、鍵を運んでくる手筈になっている。その鍵を使って、牢屋から脱出する予定だ。だから、今のうちに身体を休めておくんだ……いいな?」

「わかった。手を組むと約束したんだ。ファウンド、お前のことを信じるよ……」

アキラは、ファウンドに言われた通り、真夜中に行動を移せるように身体を休めていく。

8人目

アキラとファウンドが行動を起こすために身体を休めていると、夜の食事の時間になり、食事が運ばれてきていた。

「ファウンドさん、どうやら、まだ無事みたいですね。あなたが、アキラさんですね。あなたもとりあえずは無事でよかった」

食事を持って、現れたのは白衣を着た若い男性だった。周囲に警戒しながら、腰を屈んでいた。

「無理を言ってすまなかった。トム」

「いえ……こちらこそ。エリザさんのために協力できるのなら、嬉しいです」

「ファウンド、彼は?」

「ああ……彼が、俺の協力者でここでモンスターの研究をしている研究員のトムだ。彼は、俺がエリザを連れてきたときに託した研究員だ」

アキラは、ファウンドに、トムについて質問していた。

「それなのに、どうして協力者なんですか!?」

「落ち着け……エリザを彼に託したのは、彼が望んだからだ。エリザに恩を感じていたからな……」

「エリザさんに恩?」

「そこからは、俺が自分の口から説明します」

アキラとファウンドの会話に割って入ったトムは、自らの口からアキラからの信用を得るためにも説明をし始める。

「俺は、もともとこの研究に参加するつもりはなかったんです。俺には結婚して、妻がいるんですが、その妻に妊娠がわかったんです。だから、子供が生まれてくるのが楽しみでした。そんな矢先のことです。突然、何者かに襲われて、気がつけばこの研究施設にいました。俺は、子供が産まれてくるから帰してくれと何度も頼みましたが、聞き入れてもらえず、無理やり研究をさせられる日々でした。帰ることができない現実を突きつけられ、妻も子供も諦めてしまいました。そんなときです。エリザさんが俺に接触してきたんです」

トムは、ポケットから一枚の写真を取り出すと二人に見せていた。そこには、トムの妻と赤ちゃん、エリザの姿があった。

「エリザさんは、この研究施設に潜入する前に、行方不明になっている研究員について調査されていたそうです。そのときに、私の妻と接触を試みたそうです。エリザさんは、妻が妊娠していることを知ると、何も言わず、妻がちゃんと赤ちゃんを産めるように心身共にケアをしてくださったと妻からの手紙に書かれていました。妻と子供の声を聞かせてもらって嬉しかったんです。だから、妻と子供の恩人でもあるエリザさんのために動かないと妻と子供に合わせる顔がないと思い、協力を引き受けました」

「そうだったんですね。すみません……怒りを露わにしてしまって……」

「仕方ありませんよ。側から見たら、恩人に対して仕打ちしているようなものですし……」

トムは、思わず顔を背けてしまっていた。

「話はその辺りで、頼んでいた例の件はどうだ?」

ファウンドは、トムに脱出に向けて頼んでいたことについて確認を行おうとする。

「なんとか、全ての場所に設置完了しました。真夜中の0時に、一斉にブレイカーが落ちるように仕組みをしておきました」

「了解。感謝する……」

「いえ……ただ、急いだ方が良いかもしれません」

「何かあったのか?」

「実は、エリザさんの心身が自我を保ってなくなってます。人型モンスターに何度も子宮の中に出され続けて、彼女自身のメンタルが限界に近くて、人型モンスターの子供を孕むことを望んでしまう発言をし続けています。そんな彼女の発言を聞いたジェイムズが、エリザさんに改造版誘発剤の投与を指示しました。早く助け出さないとエリザさんは、人型モンスターの子供を孕んでしまいます」

「そ、そんな……」

「アキラさん、万が一の時のために、あなたにこれをお渡ししておきます。無事に助け出せたら、彼女に投与してください」

トムは、アキラに薬のようなものを渡していた。

「なんとしても、エリザさんを救出してください」

「トム、協力に感謝する」

「トム、ありがとう」

アキラとファウンドはトムに感謝を伝えていた。

「とりあえず、食事の中に鍵はあったから、これでなんとか脱出できるはず。真夜中の0時に行動を開始するぞ……」

「ああ……わかった」

アキラとファウンドは、トムの協力のもと、準備が整ったために、行動開始時間を待っていた。

9人目

真夜中、時計の針が0時を指した瞬間、研究所の全電源が落ちた。非常用電源に切り替わるまでのわずかな空白。
「今だ!」
ファウンドが鍵を回し、二人は牢を飛び出した。赤く点滅する非常灯の下、二人は筋骨隆々とした体躯に鋭い毛並み、凶悪な牙を持つ人型モンスター――が徘徊する廊下を駆け抜ける。
エリザが監禁されている「繁殖室」の重厚な扉の前に辿り着いた時、背後から異様な足音が響いた。
「アキラ…ファウンド…」
重く、湿った声。振り返ると、そこには変わり果てたトムが立っていた。白衣は弾け飛び、肌からは硬い茶色の体毛が突き出している。顔は半分が歪に突き出し、獣の面影が混じり始めていた。
「トム!お前、その体は…!」

10人目

「そ、そんな……トムさん!?」

二人は、トムの変わり果てた姿に衝撃を受けていた。一人の人影が姿を現す。

「怪しい動きをする研究員が居ると思ったら、まさか二人揃って脱走をするとはね。驚きだよ……」

そこに現れたのは、ジェイムズだった。

「クソッ!!エリザさんのところまで後もう少しだというのに、ジェイムズに出会してしまうなんて……」

アキラは、エリザが居る繁殖室の扉と目の前にいるトムとジェイムズを見ていた。

「まさか、こんなに早くジェイムズに遭遇してしまうとはな……」

ファウンドも、ジェイムズと遭遇したことに驚きを隠せないでいた。

「フッフフフ……言っただろ?私を裏切った者には、罰を与えるとだから、トムにはモンスターに改造させてもらったよ。どうだい?なかなかの見た目だろ?」

ジェイムズは、二人を見ながら笑みを浮かべるその姿はエリザに罰を与えようとした時と同じであった。

「おい、アキラ。ここは俺が引き受ける。お前はこの扉の向こうにいるエリザを助けに行け!」

「二人を相手に一人でか!?」

アキラは、ファウンドの発言に驚きを隠せないでいた。

「エリザを助けたいんだろ?間に合わなくても構わないのか?」

「クッ……わかった。後は頼んだ」

アキラは、エリザが居る繁殖室の扉に近づいていく。

「裏切り者の雌犬エリザには、兵士をたくさん産んでもらわねばならないんだ。行かせるわけがないだろ?二人ともモンスター化させようと思っていたが、これ以上余計なことをされては困るからな……始末しろ!!」

ジェイムズは、モンスター化したトムに二人を始末するように指示をする。しかし、モンスター化したトムの様子に異変が起きていた。

「エ……エリ……エリザ……」

「な、何をする!?」

エリザというワードに反応したトムは、ジェイムズに襲いかかっていたのである。

「トムさん!?」

「トムのやつ、モンスター化がまだ不完全だったのか、エリザとの記憶が残っていたのかもしれない。今のうちに扉の向こうに行くぞ、アキラ!」

「ああ!!」

二人は、モンスター化したトムがジェイムズを襲っている間に扉の向こうへと向かっていく。果たして、扉の向こうには、エリザが居るのか、果たしてまだ間に合うのだろうか……