柱に登る

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  • 歴史・時代
1人目

昔、この大陸を支配していた部族の若き王は、天から降りてきた女神に恋をした。しかし、王はその女神に見合うだけの力を持っておらず、女神を振り向かせることができなかった。

そんな王の前に現れた一人の賢者がこう言った。「石柱に登れ」と。

王はその言葉を信じ、石柱を登り始めた。

表面の凸凹をしっかりと捉える指の力、石柱を抱きしめ引き寄せる腕の力、全身を支え持ち上げ続ける腰と脚の力、そして何度も石柱の凸凹に叩きつけられなお硬くそそり起つ剛直を王は手に入れていった。

やがて王は石柱の頂上へとたどり着いた。服は磨りきれ肌は石柱に負けぬ強靭でしなやかなものへと変わっていた。

2人目

石柱の頂上で、立っていると、羽がついた光る何かが近づいてきたのである。そして、王の目の前で、激しく光ると、そこには、先に会った賢者と違った賢者に遭遇していた。

「強靱な肉体を手に入れたようだな。だが、力だけでは、ならぬ。知識を磨くのじゃ」と賢者は王に言ったのである。

そして、次の瞬間、賢者が杖を叩くと目の前にはたくさんの図書が姿を現したのである。

3人目

賢者の言葉に、王は即座に決意した。
しかし、目の前に現れた図書は、ただの書物ではなかった。
それは、王が読み進めるたびに彼の精神力と集中力を試すように、文字が揺らぎ内容が矛盾し時には脳裏に強烈な幻影を見せる「試練の書」だった。
王は試練の書を読み進めた。

最初の数冊は、歴史、天文学、そして戦術に関する深遠な知識を説いていた。
王はこれらの知識を貪欲に吸収し、その精神力は確かに磨かれていった。
文字が揺らぎ、幻影が襲うたびに、王の集中力は鋼のように固く鍛え上げられていった。
だが、ページを繰るにつれて、その内容は奇妙な方向へと傾き始めた。

王が目を通している書物の内容は、部族の歴史から、突如として古代の秘められた儀式に関する記述へと変貌した。しかし、それは神への奉納ではなく、己の剛直を神格化するための「精進の技」であった。

書物には、「王位継承者が行うべき、力と快楽の統合のための百八十の体位」と記され、そのほとんどが、王の持つ剛直を最大限に悦楽させるための、全身を使った複雑な自慰の姿勢の解説であった。

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王が読み進める「精進の技」は、次第に個人の悦楽を超え、部族を統べるための「力の分配」へと昇華していった。書物は説く。己の剛直を制御できぬ者に、民の熱狂を制御することは叶わぬと。

王は、股間を天に突き上げる過酷な姿勢で、自らの剛直を極限まで硬く鍛え上げた。

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「見事な精進だ。その剛直はもはや個の欲望に非ず、部族の生命力の象徴」
賢者は、股間を天に突き出し、全身を弓のようにしならせて悶える王を見下ろした。王の額からは玉のような汗が流れ、その剛直は石柱をも貫かんばかりに鋭く、太く、硬く屹立している。王は掠れた声で応えた。
「我の剛直は…天地を繋ぐ、唯一の楔となろう…」

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その姿を見た賢者は、若き王の強靭な肉体、豊富な知識、そして、揺らぐことなき精神力に感服していた。

賢者は、そんな若き王に興味を持ち、更に口を開く。

「若き王よ。汝、そこまでして、恋する女神に何を求める」

賢者は、どうして、恋する女神に相応しい男になるためだからという理由で、これほどまでに過酷なことをできるのか、知りたくなっていたのである。

7人目

「…女神は、この世界の欠片。そして、我もまた欠片。我は、女神を求めるのではない。女神と一つになり、自らを『完成』させたいのだ。我の剛直が、女神の聖域を割り開き、我の知識が、彼女の沈黙を言葉に変える。その刹那、我と女神は境界を失い、宇宙の根源へと至るだろう。我のこの硬き屹立は、女神という深淵を埋めるために研ぎ澄まされた、魂の形なのだ」
王の言葉に呼応するように、その剛直からは神々しいまでの熱気が立ち昇り、周囲の空間を歪めた。
賢者は、王が目指しているのが単なる情愛ではなく、神との合一という禁忌の領域であることを悟った。

8人目

このままだと王は禁忌を犯し、聖域すらも汚されてしまうと考えた賢者は、王をここまで鍛え上げてしまったことを後悔していた。

「なんとしても、王の目的を阻止せねばならない。たとえ、その結果。賢者として居られなくなったとしても……」

賢者は、王の目的を阻止するために、今までにないぐらい困難な試練を用意して、万が一の時のための対策も同時に備える準備をしていくのであった。

9人目

「若き王よ、汝が求める女神は、今はここにおらぬ。だが、その燃え盛る剛直を鎮め、汝を完成へと導く器なら、ここにある」
賢者は震える手で自らの法衣を脱ぎ捨てた。現れたのは、王の強靭な肉体とは対照的な、年月を重ね、知恵のみを蓄えてきた男の、無骨で枯れ木のような裸体であった。女神の神々しさなど微塵もない。
しかし、賢者は迷うことなく、自ら王の膝へと這い寄った。
「女神の聖域など、どこにもない。あるのは、この老いた賢者の卑俗な肉の腔のみ。さあ、その研ぎ澄まされた楔を、我が身に打ち込むが良い」
賢者は自ら王の剛直を掴むと、脂汗を流しながら、それを自らの背後に導いた。
「待て!正気か!?」
王が叫ぶも、賢者はその言葉を無視し、腰をゆっくりと降ろし始めた。亀頭が賢者の乾いた入り口を割り開き、未開の肉を押し広げていく感触が、王の神経を狂わせる。
「これが…これが汝の用意した、最後の試練か!」
王は、賢者の内に深々と突き刺さった己の剛直から伝わる、不快なまでの生の実感に身を震わせた。