人生観
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10人リレー
2週間前
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2人目
その日の深夜、俺はいつものようにSNSを眺めていた。すると、見慣れないアカウントからのダイレクトメッセージが目に留まった。開くと、そこに書かれていたのがこの二行だった。最初は不気味な悪ふざけかと思った。
だが、送信元のプロフィールページを見て、俺の心臓は一瞬で冷え切った。
そこには、俺が今、住んでいるアパートの屋上から撮られたらしき写真が、複数アップロードされていた。
未定
3人目
俺は震える指で画面をスクロールした。写真はどれも最近のものだ。洗濯物が干してある昼間の様子、そして、つい数時間前と思われる、街灯に照らされたエントランス。
「…誰がやってるんだ、これは」
思い当たる節はある。俺は数ヶ月前、ネット上で「救い」をテーマにした過激な短編小説を公開した。
*
4人目
その時、部屋の外から小さな音がした。
カチッ、という金属音。
ドアの鍵が開けられた音だ。
俺は息を殺し、キッチンにある包丁を手に取った。ゆっくりと開くドア。
立っていたのは、俺と同じ年格好の、どこにでもいそうな男だった。
「先生…読みましたよ。あの物語の結末、僕には足りなかった」
男はうつろな目で、手に持ったスマートフォンを掲げた。画面には、俺の小説のラストシーンが映っている。